マーチ・グリーン・フォレスト (内藤淳一 作曲)
1999年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲として作曲されたものです。曲のタイトルは緑の森という意味で、自然破壊が叫ばれる昨今、改めて緑の大切さを訴えるメッセージを込めた曲です。
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歌劇「ローエングリン」より エルザの大聖堂への行列 (LUCIEN CAILLIET 編曲)
静かで美しいメロディーが始終流れ、後半は金管の重層で優雅なファンファーレで終わる吹奏楽では非常に演奏頻度の多い曲です。フルートで始まる主題はクラリネットなどの様々な木管楽器によって受け継がれ、その様は癒し系とでも言って良いでしょう。
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行進曲「ボギー大佐」 (Andrew Glover 編曲)
作曲者アルフォードは、スコットランドのゴルフ場でフェアウェーを横切ろうとしたとき、邪魔をされたあるゴルファーが、ソ・ミという二つの音を口笛で吹いて彼への注意を促したことからヒントを得て作曲されました。ボギーというのは、ゴルフ用語のボギーのことで、人物としてのボギー大佐は実在しません。1914年に出版されたこの曲は、1957年に作られたアメリカ映画「戦場の架け橋」でクワイ河マーチとして用いられて世界的に有名になりました。
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「インヴィクタ」序曲 (James Swearingen 作曲)
タイトルのインヴィクタとは「不屈の」という意味です。作曲者のスウェアリンジェンがアメリカはオハイオ州にある州立大学バンドに捧げた曲で、1981年に作曲されたものです。この曲は、まず堂々とした8小節の序奏に始まり、すぐアレグロ・コンモートの主題になりますが、ここでの主題はクラリネット低音部の美しい旋律で始まり、続いてトランペットに引き継がれます。その後、中間部はゆっくりとした4分の2拍子となり、金管と木管が交互に良く調和しながらクライマックスを作り、打楽器によって早いテンポに戻され、初めの主部を繰り返し、コーダに入って力強く終わります。
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燃える闘魂 (山下国俊 編曲)
プロレスラー・アントニオ猪木選手の入場テーマです。元々は猪木選手と異種格闘技戦で戦ったキックボクサー、モハメッド・アリ選手のために作られた曲でしたが、彼が友人でもあるアントニオ猪木選手にプレゼントし、日本では、猪木のテーマとして良く知られるようになりました。単純な循環コードとメロディー、そして原始的な闘争本能を呼び起こすように繰り返される一定のリズム、これらの要素によって作られたこの曲は、野球の応援のときの絶好のレパートリーとなっています。
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サムシング (岩井直溥 編曲)
ビートルズのナンバーです。ビートルズと言えば、ジョン・レノン、ポール・マッカートニーという二大スターが思い出されると思いますが、この曲は、そんな彼らの影に隠れ、ビートルズ第三の男などと言われたジョージ・ハリスンが作曲し、彼自身がボーカルを取った曲です。彼の曲はレノン=マッカートニー・サウンドとは違い哀愁を帯びた、それでいてどこか心温まるサウンドが多く、ビートルズ解散後も、独自の世界観に多くのファンが酔いしれました。また、彼はビートルズのメンバーだった頃から東洋、取り分けインドの音楽に傾倒し、グループ解散後もバングラディシュ難民救済コンサートを催すなどチャリティー活動にも積極的でした。残念ながら、2001年、彼は惜しまれつつも癌のためにこの世を去りましたが、そのジョージのサウンドは、いつまでも私たちの心の奥底に残っていくことでしょう。第4回演奏会では指揮者である石田光幸自らが魅惑のテナーサックス・ソロを奏でました。
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ジャパニーズ・グラフィティー[「ウルトラ大行進」 (星出尚志 編曲)
テレビ映画ウルトラマンシリーズのメドレーです。テレビでカラー放送が始まったばかりの1966年、夕方の家族の団欒のひと時、テレビから流れてきた真っ赤なヒーローの出現に、当時の子供たちは基より、大人もド肝を抜かれました。当時子供だった人々は今、親の世代となり、ビデオなどで、その子供たちにも永遠のヒーローとして引き継がれています。また、主題歌についても、当時流行していたグループ・サウンズやブラスセッションを取り入れるなど、今聞いても決して色褪せることのない音楽となっています。そのシリーズから、「ウルトラマンの歌」「ウルトラセブンの歌」「ウルトラマンタロウ」「帰ってきたウルトラマン」の4曲をメドレーで演奏しました。
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ア・ディープ (久石譲 編曲)
1982年、当時何と14歳だった少年がエレクトーンで作曲し、ヤマハ音楽振興会が主催するジュニア・オリジナル・コンサートで発表されたものです。この当時には少年であった塩谷哲さんは現在、ジャズピアニストとして国内外で活躍中です。前半部ではクラリネットが奏でる低音部が深く暗い海をイメージし、中間部では早い潮も満ち引きを連想します。
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イン・ザ・ムード (岩井直溥 編曲)
グレン・ミラー楽団のヒット・ナンバーで、ジョー・ガーランドの作品です。シンプルな3コードの進行と分散和音的な動きのテーマがこんなにも魅力的なサウンドに仕上がり、そして、あらゆる場面で演奏され、テレビやラジオなどでもおなじみとなっている、スウィング・ジャズの王道を行く曲です。
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