ツァラトゥストラはかく語りき より冒頭部分
(Peter Schmaiz 編曲)
キューブリック監督の有名な映画「2001年宇宙の旅」で、映画音楽として使われた曲です。初めて武器に出合い、手を高く振りかざす人猿たちのバックで、この壮大なオーケストラのサウンドが鳴り響くシーンは圧巻でした。この映画はほかにも、ヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」が宇宙船の航行の場面で使われていたり、クラシック音楽が効果的に使われています。宇宙船のコンピューターの誤作動によって人類が翻弄される様は、まさに現代のコンピューター社会を予見しているかのようです。ただ、未だに一般人の宇宙旅行は実現していませんが。
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バック・トゥ・ザ・フューチャー
(Tom Johnes 編曲)
アメリカ映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」テーマ音楽です。この映画は、主人公の高校生マーフィーが、自動車デロリアンを改造したタイムマシンに乗って過去や未来に自由に移動する冒険活劇です。2001年、大阪では、この映画や、ジョーズ、E.T.などを手掛けた映画会社のテーマパークであるユニバーサル・スタジオ・ジャパンがオープンし、大勢の人々で賑わっています。
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ポップスオーヴァーチュア「未来への展開」 (岩井直溥 編曲)
1975年の全日本吹奏楽コンクール課題曲として作曲された曲です。当時、吹奏楽コンクールの課題曲といえば、マーチやオリジナルの吹奏楽曲が主流でしたが、この曲は形式にとらわれず、シンコペーテーションを駆使したポップスな曲調になっており、まさに、未来への広がりを感じさせる仕上がりとなっています。
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歌劇「ジョコンダ」より 時の踊り
(David Bennett 編曲)
歌劇「ジョコンダ」は、ビクトルユーゴー原作のオペラで、この「時の踊り」は第3幕第2場で演奏される有名なバレエ音楽です。この曲のポピュラリズムを決定付けたのはディズニー・アニメの「ファンタジア」でしょう。また、冒頭に出てくるテーマは「Like
I Do」というタイトルのポップスにアレンジされ、ヒットしました。日本でもザ・ピーナッツが「レモンのキッス」というタイトルでカバーしました。ベネット編曲によるこの吹奏楽版は、多くの団体が演奏していまして、かつて、愛別中学校吹奏楽部でも1981年と1989年の吹奏楽コンクールで演奏しています。
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ペンシルバニア 6-5000 (明光院正人 編曲)
「ムーンライトセレナーデ」や「真珠の首飾り」で知られるグレン・ミラー・オーケストラのヒット・ナンバーです。グレン・ミラーの半生を描いた映画「グレン・ミラー物語」では、結婚記念日のプレゼントに、ミラーが夫人にこの曲を贈るシーンがあり、このタイトルの数字は夫人が宿泊していたホテルの電話番号で、1919年以来、変わることなくこの番号が使われているそうです。
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イマジン (山下国俊 編曲)
アメリカでの飛行機によるテロはあまりにも衝撃的な事件でした。テロにより、数多くの人々が犠牲になり、それに対抗したアメリカやイギリスを中心としたアフガニスタンへの報復攻撃による誤爆によって、新たな犠牲者が出ています。時代は新世紀になりましたが、人類はいまだに過去の過ちを繰り返し、憎しみあっています。このような一連の事件に対し、私たちができることは何かということを考えたとき、愛と平和をテーマとした曲を演奏することを思いたちました。「イマジン」は、ジョン・レノンが1971年に発表した大変有名な曲です。この曲では「想像してごらん。国なんて無いと。そんなに難しいことじゃない。殺したり死んだりする理由も無く、宗教さえも無い。想像してごらん。全ての人々が平和な暮らしを送っていると。僕は夢想家かも知れないけれど一人ぼっちじゃないよ。いつの日か君も僕らに加わって世界は一つになる。」という歌詞があり、シンプルで美しいメロディーの中にも、彼の強い平和へのメッセージが凝縮されています。
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MISSION:IMPOSSIBLE (山下国俊 編曲)
人気テレビ・シリーズ「スパイ大作戦」を映画化し、トム・クルーズが制作・主演を務め、全米や日本においてもNo.1のヒットとなった映画のテーマ曲です。元々は5拍子の曲ですが、この映画では、冒頭とエンディングはそのまま残しつつも、全編にわたり8ビートのロック調にアレンジした格好良い仕上がりになっています。また、トランペットのミュートをかけた音がどこか怪しい雰囲気を醸し出しています。
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いつも何度でも―映画「千と千尋の神隠し」主題歌― (山下国俊 編曲)
平凡な10歳の少女・千尋が遭遇する不思議な世界、その異世界で神様やお化けたちと触れ合いを重ねているうちに、彼女自身の生きる力が目覚めていく―日本アニメ界の最高峰である宮崎駿監督が「もののけ姫」から4年を経て発表した話題作「千と千尋の神隠し」の主題歌です。映画は、封切り以来、空前の大ヒットを続けております。この映画で、宮崎監督は、主人公の少女と、川の神・ハクとの関係を、単に人間と人間との愛ではなく、人間と自然との深い絆として描いており、それがスケールの大きいロマンとして多くの観客の心を掴むのではないでしょうか。
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明日があるさ (山下国俊 編曲)
テレビで吉本芸人が総出演するコーヒー飲料「ジョージア」のCMが放映されています。ここで歌われる「明日があるさ」は、1963年に坂本九の歌でヒットしたものです。作詞は青島幸男、作曲は中村八大ですが、最近の複雑な楽曲に比べ、素朴な歌詞と親しみやすいメロディーがとても新鮮で、色褪せない名曲です。また、中村八大は、作詞の永六輔と共に「上を向いて歩こう」「遠くへ行きたい」などの名曲を次々と発表し、評価の極めて高い作曲家です。
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テキーラ (明光院正人 編曲)
軽快なラテンのナンバーです。テキーラとは、メキシコのお酒のことで、塩とライムを咥えて飲むと、あっという間に陽気になれるというアルコール度の強いお酒です。自動車のCMにも使われていました。演奏会では「テキーラ」という掛け声も入りました。
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マンボNo.5 (岩井直溥 編曲)
マンボにはいくつかの作品がありますが、この第5番がとても有名です。躍動的なリズムとトランペットの刺激的なハイトーンで、瞬く間に世界中のダンスをマンボ一色にしてしまったほど大流行した強烈なラテン音楽です。ペレス・プラードの初期の作品ですが、プラード楽団の見事な演奏で1950年代の大ヒットとなった代表作です。
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