コンサートマーチ ブラス アドベンチャーズ (Darrol Barry 作曲)
吹奏楽の編成では最も得意とする行進曲の演奏で、ヨーロッパやアメリカのマーチとはちょっと違ったサウンドが特徴です。
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交響曲第5番より 終楽章 作品47 (Jay Bocook 編曲)
1936年に当時「モーツアルトの再来」といわれたショスタコービッチが作曲した交響曲を吹奏楽用に編曲したものです。当時のソ連政府の意にそぐわない曲を発表していたショスタコービッチは、政府の策略により作風の変更を余儀なくされました。第5番の交響曲は、ショスタコービッチの作品では初めて共産主義に寄与する曲として演奏されました。当時のソ連政府は文化に対しても統制を図っていたようで、西ヨーロッパで風の音楽を作曲してシベリア送りになった作曲家もいたそうです。ショスタコービッチの場合はその時すでにかなり有名になっていために、簡単にシベリア送りにはできなかったようです。
曲全体は古典的な作りになっており、堂々たる響きをもって演奏されます。
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ジャパニーズ・グラフィティ]U (星出尚志 編曲)
銀河鉄道999TV版・宇宙戦艦ヤマト・銀河鉄道999TV版のメドレーです。いずれも松本零士原作のSFアニメの大ヒット作ですが、テーマ曲もそれぞれ良い曲ばかりで、いろいろな場面で演奏されます。
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クラリネットアンサンブル
ハナミズキ (小島里美 編曲)
2012年のアンサンブルはクラリネットセクションの7人による演奏でした。
クラリネットは各種サイズがあり、一般的にはエスクラと呼ばれるちょっと短いものから、何回も折り返したコントラバスクラリネットなど、たくさんの種類があります。低い音から高い音までの音域は広く、大きくは3種類の音色に分かれます。このことはクラリネットを演奏する人の性格に幅と余裕を与えるといわれています。深く豊かで印象的な低音はロマンティックな包容力を、ややかん高い高音は孤独を好む哲学的な嗜好を、その間にある決して鳴りきることのない音域は深いコンプレックスと、それを隠そうとする本能を与え、開放的になりきれない部分を残すといわれています。複雑な性格ですね。しかし、まろやかな音色でビブラートもかけないので、安定感が大きいとも言えます。争いごとをきらい、感情の安定感を作り出す一方で、ある種のとりつきにくさや融通の利かない面もあるため、人間関係は円滑になっていても友情が育ちにくいケースも想像されます。音の跳躍が得意で運動性も優れているので、あらゆるメロディが演奏可能ですが、演奏する人の考え方にもたびたび跳躍や脈絡のなさが現れることがあるそうです。
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「となりのトトロ」Highlights (星出尚志 編曲)
1988年に公開されたスタジオジブリの映画「となりのトトロ」で使われている音楽を集めた曲です。映画自体の興行収入はふるわなかったそうですが、テレビで放映されればだいたい20%の視聴率だそうです。ぬいぐるみなどのキャラクターグッズも大人気です。
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恋のバカンス (足立正 編曲)
双子デュオの先駆け、ザ・ピーナッツの伊藤エミさんが2012年に亡くなりました。昔のテレビバラエティ番組「シャボン玉ホリデー」のレギュラーとして人気だったザ・ピーナッツの曲の中で、カラオケのデュエット定番でもある「恋のバカンス」。オリジナルはちょっぴりジャズのテイストを含んだ小粋なアレンジとなっていますが、雰囲気はそのままに吹奏楽の響きでお楽しみいただきました。
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I Will Always Love You (原田大雪 編曲)
2012年2月、アメリカのホイットニー・ヒューストンさんが亡くなりました。デビュー当時から圧倒的な歌唱力とモデルとしても一流と言えるスタイルで、一気にスターとなった歌姫でした。2枚目のシングル「すべてをあなたに」は新人ながらシングルチャート1位を獲得し、グラミー賞の最優秀女性ポップボーカル賞を受賞しています。ホイットニー・ヒューストンの主演映画「ボディーガード」の主題歌となった「I
Will Always Love You」は、もともとカントリーミュージックの歌手ドリー・バートンが歌っていた曲をブラックコンテンポラリー風にアレンジしたバラードです。ちなみに「すべてをあなたに」オリジナルは、1978年マリリン・マックー&ビリー・デイヴィス・Jr.のマイナーヒットですが、ホイットニー・ヒューストンのカバーの方が有名になりました。
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また逢う日まで (金山徹 編曲)
2012年5月に亡くなった尾崎紀世彦さんの大ヒット曲です。
尾崎紀世彦さんは、もみあげがトレードマークで強力な歌唱力を持っていた歌手でした。ソロデビューする前に「ジ・エコーズ」というコーラスグループに所属しており、その時歌っていた曲の中に「ウルトラ・セブン」の主題歌がありました。歌の冒頭で「セブン〜〜〜」と連呼する所の3番目が尾崎さんの歌声です。
「また逢う日まで」は1971年の日本レコード大賞・日本歌謡大賞をダブル受賞し、NHK紅白歌合戦に初出場、翌1972年の選抜高校野球大会の入場行進に使われました。あまりにもヒットしたために結婚式の余興でも歌われたそうで……(歌詞の内容から考えると相応しいとは思えないのですが)とにかくそれだけヒットした曲です。
演奏会の締めくくりに、また来年の定期演奏会で、会場へお越しいただいた皆様との再会を願いながらの演奏となりました。
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